
ゴールドコーストと聞くと、輝く太陽と広がる美しいビーチを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?我が家もそんな夢を抱いていましたが、とある天災に巻き込まれ、当初予定していたゆったりとしたビーチやプール、観光は叶わず、まさかの「コンパクト旅行」となってしまいました。
この記事では、そんな予期せぬトラブルに見舞われながらもゴールドコーストを満喫した3日間の様子と、子連れ旅行や短期滞在で役立つ情報をお届けします。
もし、私たちの旅に起こったサイクロンについてさらに詳しく知りたい方は、【実録】サイクロン(台風)で帰国不能に。オーストラリアに7日間閉じ込められた子連れ家族のサバイバル交渉術の記事も併せてご覧ください。
【初日】メルボルンからの移動と中心地散策、そして予兆

メルボルンから午前中の便で移動し、お昼過ぎにゴールドコースト空港へ到着。本来ならビーチでのんびりする予定でしたが、まずは中心地の散策からスタートしました。しかし、サイクロンが近づいていたためか、街中は少し閑散とした雰囲気。翌日からの観光に向けて、早めにホテルへ戻り休息をとりました。
本来であれば賑わっているショッピングモール街ですが、サイクロンの影響で飲食店とスーパーが開いている程度でした。
この日はただショッピングモールを通過
GBO Surfers Paradise → Paradise Centre → Surfers Paradise Signで写真撮影 → 遅めのお昼 → ホテルのプール という感じで過ごしました。
【2日目】サイクロン迫る中での観光!ドリームワールド&スカイポイント攻略とサイクロンへの備え

この日は、サイクロンが迫りつつある中で、家族みんなで観光を満喫しました。
ドリームワールドでコアラ抱っこ&アトラクション満喫!
今回の旅の目的、念願のコアラ抱っこが待つドリームワールドへ!ホテルスタッフにタクシーを呼んでもらい、約30分で到着です。
ドリームワールド概要
日によって異なるため、公式HPで必ず最新情報をご確認ください。我が家は10時30分〜16時のパターンでしたが、お昼休憩を入れるとあっという間に時間が過ぎてしまいました。
我が家は、10時30分〜16時のパターンでした。
営業時間 | ①10時30分〜16時 ②10時30分〜17時 ③10時〜17時 |
入場料金 | 年間パス: AUD 139(ドリームワールドのみの入場) 1日券:AUD 99(ドリームワールドのみの入場) 2日券:AUD 129(スカイポイント入場含む) |
コアラ抱っこ料金 | コアラ抱っこ+写真印刷 AUD 60 |
アクセス(サーファーズパラダイスから) | タクシー:約30分 電車・バス:約1時間 Google Mapで出るルートをお勧めします! |
ちなみにチケットはKlookで購入しました。

アクセスはこんな感じです。時間優先の方はタクシーをご利用ください。
念願のコアラ抱っこ

開園後すぐにコアラ抱っこへ向かいました。コアラを抱っこできる時間には限りがあるため、早めの行動がおすすめです。

コアラとの触れ合いの後は、いよいよアトラクション巡りです!
コアラ抱っこが終わると次はアトラクション巡り。
いざ!アトラクション!!
コアラ抱っこが終わるとすぐにアトラクションへ移動!年齢や身長の制限があるので、パパチーム、ママチームに分かれながら楽しみます。
パークのマップはこちらです。

- Murrissippi Motors:いわゆるゴーカート、4人乗りです。
- Deep Sea Dogems:幼児向けゴーカート、2人乗りです。
- Jungle Rush:110cmの身長があれば、大人同伴で乗れるジェットコースター。
6歳の長女は、Murrissippi Motors(ゴーカート)は2回、Deep Sea Dogems(幼児向けゴーカート)2回、Jungle Rush(ジェットコースター)に至っては楽しすぎたようで8回のリピートをしました。
それぞれのアトラクションの待ち時間は15分程度、ジェットコースターに至ってはほぼ待ち時間なしでした。
6歳の長女がジェットコースターに乗っている間、2歳、0歳が乗れるアトラクションに乗りました。
- Play School Wheel:子ども向け観覧車
- Deep Sea Dogems:幼児向けゴーカート、2人乗り
- Bananas in Pyjams Carousel:メリーゴーランド
【子連れアトラクション攻略のヒント】
メリーゴーランドは30分待ち、観覧車も前に1組しかいなくても乗れるまでに30分かかりました。これは、案内の方が2つのアトラクションをワンオペで回しているためでした。小さなお子さん連れの場合、アトラクションによっては待ち時間が長くなる可能性もあるので、時間に余裕を持って計画したり、途中で休憩を挟んだりする工夫が必要です。
スカイポイントへの移動中に知らされた『衝撃の真実』とフライト変更の舞台裏

ドリームワールドを満喫した後、公共交通機関を使ってスカイポイントへ向かいました。ドリームワールドのバス停からHelensvale Stationまでバス、そこからSurfers Paradise Stationまで電車で移動し、スカイポイントへ到着です。
この道中、オーストラリアの友人からフライトに関する連絡が。日本の天気予報で見る中心気圧的には規模が小さいのかと思いこんでいましたが、現地では51年ぶりの上陸の可能性があるとのことで厳戒態勢。空港が閉鎖される可能性があるためフライトを早めた方が良いとアドバイスをもらいました。電話でしか変更を受け付けないという航空会社のルールに苦戦しながらも、友人の助けを借りて、元々3月6日夜発だったフライトを最短の3月6日早朝発に変更。この時は、これで大丈夫だと思っていました。
スカイポイントの展望台からは、さぞかし絶景が見られるだろうと思いきや、サイクロンの影響で海がかなり荒れている様子がはっきりと見えました。その直後、フライト変更確定のメールが届き、友人からは「本当は今日(3月4日)引き返すべきだった」と一言。まさにその通り。彼の勧めでメルボルンのみの旅程にゴールドコーストを組み込んだとも言えず、空港が閉鎖しないことを願うばかりでした。

【3日目】空港閉鎖で足止め!観光ゼロでも子連れで乗り切るホテル滞在術ス

前日のスカイポイント展望台への観光は、まさかの「ファインプレー」となりました。というのも、この日には昨日訪れたドリームワールドもスカイポイント展望台も営業停止。その他の主要な観光スポットも閉鎖され、実質何もできない一日となりました。
雨風が止んだタイミングを見計らって散歩に出かけたり、ホテルのプールで遊ぶくらいしかアクティビティがなく、いよいよサイクロンの影響が顕著になってきたことを実感しました。
そして、午後2時頃、フライトが3月7日に変更されたというメールが届きました。この時点ではまだ空港閉鎖の公式発表はなかったので、ひとまずホテルを延泊する方向で考えました。しかし、万が一ホテルでの食料調達が困難になることも想定し、スーパーへ買い出しに。見事なまでにカップ麺を12個購入し、まるで予兆のような状況です。
「でも大丈夫、まだ大丈夫。」と自分たちに言い聞かせ、家族全員でお風呂に入り就寝しました。
実はこの時点で、ゴールドコーストの空港が3月5日、この日の午後4時頃に閉鎖されていたことは、翌日になって初めて知ることになります。
まとめ
予期せぬサイクロンに見舞われたゴールドコースト旅行でしたが、限られた時間の中でドリームワールドやスカイポイントを楽しむことができました。子連れでの海外旅行や短期滞在の場合、計画通りの旅行が難しいこともありますが、いかに情報を集め、臨機応変に対応するかが鍵となります。
また、今回のサイクロンの影響で、金銭的にも負担が生じました。海外旅行保険、キャンセル保険、航空会社との交渉など余計な労力がかかるので、このあたりについては別記事をご参考になさってください。
今回の経験を通して、海外旅行における情報収集や事前の備えの重要性を痛感しました。皆さんの旅行計画の参考になれば幸いです。
子連れ海外の持ち物について紹介しているので、良かったらこちらもご覧ください。
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